前週の27,28日に土台を敷き、30日(月)から建て方が始まりました。

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今回も、木小舞パネルの落とし込みです。

事前にパネル化したものを落としこんで、土を塗る時期を早めようとする試みです。

予定では、23日に土塗りの予定です。

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長期優良住宅では、下地をヒノキにしないといけないのですが、今回は、低炭素住宅認定ですので、劣化対策の規定はなし。杉を使って木小舞にしています。

見た目は木摺なのですが、実は、木と木の隙間の大きさが違います。

木摺と言ってしまうと大工さんが間違えて施工してしまう可能性があるため、木小舞という表現にしています。

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下地材なので、気軽に落とし込みができ、カットも容易です。この上から、土を片面塗ります。

竹小舞下地で片面だと、間渡し竹と貫で竹小舞を固定しているだけなので、土が乾いてから壁を押すと少し動きます。でも、今回の手法は、木小舞を間柱に固定するので、土が片面ですが押してもびくともしません。

片面で、貫処理もいらないので、竹小舞土壁よりも工期短縮、コスト削減が可能です。

昔は、こういった細い木の加工って難しかったのですが、今は、加工機が素晴らしい性能なので、こういった細い材料も安価で簡単に造れます。プレカットなので、柱のシャクリとチリシャクリも全自動。

竹小舞職人になりたい方が増えない限り、竹小舞下地は消え去る可能性があります。竹小舞下地が造れる今のうちに、木の上に土を塗る知見を身につけておきたいと思っています。

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ちなみに、この木小舞には、荒土用ですので、中塗り土を塗ってはいけません。中塗り土は、砂がたくさん入っているので、脆性的な破壊になる可能性があると思っています。

亡くなった父も、「荒土ぬりや!中塗り土はあかんで」と言っていました。

父曰く、木摺に中塗り土を塗っていた時期もあるようですが、喰らいつきも悪く、あまり上等な下地ではなかったようです。おそらく、故障が多かったのかと。

工期を早めるために、木小舞の上、中塗り土一発仕上げ!と考えそうな設計者もいそうですが、それは避けたほうが無難でしょう。

木小舞に片面だけ土を塗る手法は、断熱と耐震性能が必須です。断熱材で太陽の強烈な日射から土壁を保護し、かつ、柔構造ではなく、剛構造で成立させるというのがポイントです。

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棟があがりました!バックの青い空がとても綺麗です。

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物見塔もできました!

この三角、思ったより象徴的です。道路側や隣地から眺めると物見塔がインパクト大。

北側斜線をうまくかわして計画したかいがあります。

上から眺めると、海もみえそうです!
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2階は、天井高さをおさえて低くしています。

天井を張らないので、梁はアラワシです。節が少ないので、とても綺麗!!