京都-土壁のトヨダヤスシ建築設計事務所-土と国産杉を使う住宅医の仕事

川原町泉屋

「新しい町家をつくる」
岐阜市内の古い町家が並ぶ一角、川原町にこの敷地はあります。店舗を構えるにあたり、川原町を活性化し、まちづくりを前向きに考えて行きたいと依頼者から話がありました。当初は、現在使われていない町家を改装し店舗をかまえるという話もありましたが、耐震補強や内装のやりかえ、費用の面について問題がありました。そこで、新しい町家をつくる意味でも、新築として町並みにあわせる方法をとることとしました。木造建築とし瓦屋根・木格子を使い、倉に眠っていた出格子を頂いたこともあり、それをファサードに使用しました。構造材やJパネルなどの木材も地域のことを考え、岐阜県産材の杉を使用しています。既存の町家を改修し町並みを残すことも重要ですが、これにも限度があります。新しい町家をつくることが、今後の重要課題です。

主用途:飲食・店舗
構造・階数:木造・地上 2階
延べ面積:149.01m2 (45.07坪)
設計期間:2004年12月~1月
施工期間:2005年2月~5月
施工:本庄工業株式会社
地域:第 1種住居地域、準防火地域、川原町まちづくり協定内
その他:平成18年 岐阜市都市景観賞受賞

外部仕上
屋根:三州陶器瓦
軒裏:杉本実板張り(ア)30アラワシ
壁:杉本実板(ア)30ノンロット塗 / ラスモルタルの上リシン吹付 / 耐摩カラーGL 小波板葺き
建具:シングルガラスアルミサッシ / 木製建具(シングルガラス)

竣工撮影:平井美行

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