里山上津台の家も、左官仕上の追い込みに入っています。

 

外部は、足場もとれスッキリしました。押縁板張りは落ち着いた色目。何色もサンプルをつくったかいがありました。

外壁が手前と奥に見えると奥行き感が増します。

 

こちらは、裏側。外壁は、安価な杉板に押縁を@455で留め付けました。

思っていたよりいい感じです。

 

内部です。天井の漆喰は仕上がっています。

 

和室の左官仕上げは、糊土仕上げとしました。石膏ボードの上、割れにくい下地材を塗り、その上から糊土を2回塗ります。左官は、下地が動くことで割れてしまうので、下地をどうつくるのか徹底する必要があります。

壁を割れにくくするためには、石膏ボードのビス間隔、構造材と下地材の選定・含水率、かつ、耐震等級が最重要です。左官職人さんは、仕上げ材を塗るだけなので、左官屋さんだけで割れを防ぐのには限界があります。下地をつくる大工さん、下地を提供する材木屋さん、下地の剛性を高める設計者の協力が必要になります。

 

今回の糊土は、近畿壁材さんのやすらぎという既調合品を使います。スサが多めです。

 

水を入れて混ぜます!骨材が小さめなので、ペースト状になります。

 

混ざるとこんな感じ。

 

まずは、下塗りです。

 

塗ってみた感じ。やはり、糊土は、水ごねよりも、仕事がしやすかったようです。糊が入ると水引が調整できるので、仕上げをしやすくなりますね。

 

石膏ボード下地の上、糊土仕上げ費用(税別)

材料は、糊土1300~1500円/m2程度+下地600~800円/m2。計1900~2300円/m2程度。

下塗1人/日=10m2程度。上塗1人/日=7m2程度。ですので、50m2の壁があったとしたら、

材料は、95000~115000円程度。

工賃が、下塗り5人、上塗り8人で計13人×20000円=260000円程度。

計355000~375000円程度。

結果、m2あたり、7100~7500円程度となりました。これに諸経費が加わると思うので、+10~20%程度が相場かもしれません。

漆喰等の薄塗りは、6000~7000円程度ですので、おおよそ1000円程度高くなるぐらいでしょうか。

人工費は、職人さんによって上下しますので、15000円/日の方もいれば、25000円/日の方もいるので単価は変動します。

 

LDKの壁と天井は、漆喰です。天井は、昨日塗り終わっています。

 

こんな感じの材料です。調合はトヨダ事務所仕様のオリジナルです。

 

仕上がると骨材がプツプツと見えます。バニラビーンズ漆喰とでも名付けようかな。

 

石膏ボードの上に下塗り材を塗ったあと、上塗り材を1回塗ります。

 

塗り終わったら、引き具合を見て、スタイロで仕上げます。

不均一な感じが手仕事の味になり、なんとも言えないような質感になります。

この家は、漆喰と珪藻土、糊土仕上と3種類の左官壁を採用しています。

それぞれ種類の違う塗壁が、どんな空間生み出してくれるのか楽しみです。