劣化状態を見逃さない調査を行うために。

「屋根があるので、外壁や屋根の状態が把握できませんでした。。見えなかったから、修繕費用が追加になります。」って、言いたい気持ちはわかるのですが、やはり、できるだけ調査の段階で把握して、予算枠をつくってあげるのが住まい手にとってもうれしいところ。

 

先日、玄関上にこんな感じの屋根がありました。左手の透明波板は境界なので、隣家には進入できず。壁上部に30cmほどの隙間があるだけ。

透明波板があるので、確認できませんでした。。と説明したいところですが、透明屋根の上に破片らしきものもあるので、なんだかあやしげな予感。

 

秘密兵器で調べてみると、ご覧のとおり。見ておいてよかったです。

瓦も脱落し、壁も剥がれています。

 

土壁のアップ写真です。

中塗土の上、砂漆喰、漆喰上塗りという一般的な仕様。瓦に雨があたり、のし瓦と壁の取り合いの漆喰が剥がれています。漆喰も土壁も、やはり雨が天敵ですね。