※下の方に、3/1現在の情報を追記しました。
平成30年 改正建築基準法に関する説明会に出席してきました。講習会をするだけのこともあり、大きな改正です。表紙に第1弾と記載があるので、第2弾があるのかもしれません。

6/20国会可決。6/27公布後、3ヶ月以内施行 or 12ヶ月以内施行

とのことでした。

改正される法律の中で一番気になるのは、「延焼のおそれのある部分」の定義の見直し です。「角度に応じた延焼のおそれのある部分の範囲」が取り入れられるようです。

この法律ができるとファサード面の防火設備が不要にできる箇所がでてくるのかもしれません。詳細は、まだ未定ですが、施行タイミングは要チェックです。

告示イメージを拡大します。

公式は、d=5-0.00034×θ2 となっており、5が、2階の延焼の恐れの範囲5mのように見えます。

もしそうなら、1階は3mなので、d=3-0.00034×θ2 となるのか??む・む・む・。それだとうれしいけれど。。

θ=90度とすると、

d=5-0.00034×θ2  d=2.754m

d=3-0.00034×θ2  d=0.246m さすがに、延焼ライン3mだった範囲が、0.246mになることはないような・・・。でも、3mが、2mぐらいに緩和される可能性はありそうです。

施行は1年以内なので、良い方向に改正されることを願います。もし、上記の予想があたったなら、伝統建築にとっては、新たな道が開けそうです。

準防火地域内の塀も伝統建築に配慮し、不燃化をしなくてもよくなりそうです。

「土塗り壁など不燃性の下地の上を木材(板、焼杉など)で仕上げるなど、下地の性能に応じた構造が可能となる基準を定める予定」

との記載です。

進行中の物件に大きく影響するので、これも詳細が気になるところです。

その他、

これまで法6条1号の用途で100m2以上の建物は、確認申請が必要でしたが、200m2に変わるようです。

また、準防火地域内で準耐火建築物を建てる場合、建ぺい率が10%UPされるそうです。

このあたりの改正は、ERIのサイトがわかりやすかったですので、こちらでご覧ください。

ERI 大阪かわら版(2018年7月号)に少し紹介されています。
http://www.j-eri.co.jp/siten/osaka/news_beginner_content_201807.html

時期がくればパブコメ募集されるので要チェックです。

パブリックコメント:意見募集中案件一覧
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public

続報2019-2月 H30改正建築基準法に関する説明会(第2弾)

説明会で、延焼のおそれのある範囲の続報がありました。まだ検討中の案ですので、最終的にどう変わるのかはわかりません!要注意。

延焼のおそれのある部分から除く部分として、数式が示されていました。

計算結果

max数式をエクセルでつくってみるとこんな感じです。θが90度の場合、数式が-13.524とでるので、なんかおかしいような気もしますが。。。

1階は、延焼ライン3mのところ、maxが2.5とされているので、MAXが2.5mとなります。ということは、30度以上傾いている場合は、ほぼ2.5mになるということっぽい。

2階も同様に、MAXが4mとされているので、30度以上傾いていると4mとなります。

画期的に変わるのかと思いましたが、やんわり緩和という感じに進んでいるようです。でも、1階で0.5m、2階で1mも緩和されることを考えると、防火設備(網入ガラス)を使わなくても良い部分がでてきそうです。これはこれで嬉しいところ。

現時点3/1の情報は、まだ施行前。6/27まで、あと4ヶ月あります。

2月4日から説明会が開催されており、その7-10日ぐらい前に印刷発注していることを考えると、1月中旬から下旬あたりの情報っぽいです。まだ、数式がかわるかもしれないので、2019年6月施行まで要注目です