学生を見守る大ベテラン2人の背中@竹小舞搔きと荒土塗り

昨日は、造形大学部2年生に向けての、伝統工法の講義でした。京都造形大の小野先生と内田先生の指導の元、3回に日を分けて講義をされるということで、2日目の1コマのみお話をしてきました。

1講義目は、私の土壁のはなし。そのあと、アラキ工務店の荒木棟梁の大工が語る京町家と伝統構法のはなし。

午後は、竹小舞かきと荒土塗りというスケジュールです。

午後は、小野先生と内田先生に加え、アラキ棟梁とさくあん萩野さんとで実践演習。大ベテラン2人が見守る中、学生が竹を搔き、荒土を塗ります。

学生も楽しんで??土を塗っていました!やっぱり土はいいですね~。

 

土は、萩野さん作。ワラスサと土がよく練られています。

泥団子つくりたいので、少し頂いてきました。

 

なんだか捻りケのあるスサだと思って聞いてみると、大船鉾の藁縄も再利用しているそうです。

これが秘訣といいたいところですが、ただの藁みたいです(笑)

 

今回は、学校の最上部に場所が変わったのですが、裏の方は山林がボキボキをへし折られていました。

台風被害がすごかったようです。