今、某物件の断熱性能&床暖房の敷設率等、検討中です!
色々調べてみた結果、一般の方には有益な情報かもしれないので、UPしておきます。

床暖房を使う場合、エアコンを使う場合に比べて、どのくらい断熱性能をあげておけばいいのか?外皮平均熱貫流率UA 0.37、0.47、0.57、0.67、0.77、0.87 W/m2Kの6つで比較しました。

0.87W/m2Kが省エネ基準です。

条件等
エネルギー消費性能計算プログラム(住宅版) Ver 2.5.4
以下以外はデフォルト
6地域
ガス潜熱回収型温水暖房機
暖房専用
断熱配管 なし
全てもしくは一部が断熱区画外である
敷設率 50%
上面放熱 90%

エネルギー比較結果

グラフ化すると、下図のようになりました。
私が設計する住宅は、UA 0.47-0.57W/m2K程度が多いのですが、仮にUA0.47とした場合、

暖房エネルギーは、

温水床暖房 8.3GJ
温水床暖房 8.0GJ (敷設率50%–>75%にUP)
エアコン 6.8GJ

となります。

床暖房を採用し、エアコンより消費エネルギーを下げるためには、UAを0.47から0.37W/m2K にすると、エアコンと同じぐらいの消費エネルギーになります。

年間費用比較

仮に1GJ/年=3000円/年とした場合、以下のようなグラフになります。

円で見えるとわかりやすいですね。

UA0.47で、暖房期間が12月から3月までの4ヶ月とすると、

温水床暖房50% 24900円(6225円/月)
温水床暖房75% 24000円(6000円/月)
エアコン 20400円(5100円/月)

UA0.37で

温水床暖房50% 19800円(4950円/月)

となり、エアコンの費用より下回りました。

まとめ

私の自宅は、UA0.87W/M2Kで、ガス代が7800円/月程度です。上記グラフでは、UA0.87W/M2Kで、51900円(12975円/月)です。

使い方にもよるかと思いますが、実際より1.6倍程度、シミュレーションのほうが多くでているようです。なので、実質量より、UAが変わることで、どのくらい結果が上下するのかを見るほうが重要そうです。

 

結論としては、

UAが0.67W/m2k以下で床暖房を使う場合は、UAを0.1程度向上させるとエアコンと同じような光熱費・消費量になるので、通常より断熱性能の向上が必須。

UAが0.67W/m2k超で床暖房を使う場合は、エネルギー消費がとても多くなるという認識でいたほうがよさそうです。
消費量が多くなると光熱費があがり、結果、床暖房を使わなくなる!?という、なにをやっているのかよくわからないことにもなるので、床暖房を採用する場合は、断熱性能は要チェックです!

当然ながら、上図は、一定の条件でのシミュレーションになるので、一棟一棟その住宅の性能にあわせてシミュレーションをしていただく必要があります。ご注意ください!