竹小舞の掻き方色々パワポまとめ。本千鳥掻き、千鳥掻き、まきあみ掻き、もどし掻きなど

今月、大学&大学院(通学部)と、土壁&環境の授業をすることになったので、竹小舞下地のワラ縄の掻き方をまとめてみました。

パワポのアニメーションのワイプ方向が設定しやすくなったので、わかりやすくなったかと思います。下の資料は、残念ながら静止画です。

本千鳥掻き 

姫路城でも採用された掻き方と、A工務店A会長から伺いました。
土を塗ると重みで下がってしまうので、竹ができるだけズレ落ちないように掻く方法。ワラ縄も民家の倍いりそうです。手間がかかるので、民家では採用しないでしょうね。

千鳥掻き

本千鳥掻きよりは簡易的です。
土を塗ったあとに、横の竹小舞が下がるので、それを少し防げる掻き方。

まきあみ掻き

写真は、一見わかりにくいですが、一番簡易な掻き方。手間もこれが一番かからないので、町家に普及していそうです。茶室等の下地窓で採用されています。

もどし掻き

土を塗ったあとに、横の竹小舞が下がるのを防ぐ掻き方。これだと、横竹がずれにくそう。ただ、縄はたくさん必要。

まとめ

昔の京町家の土壁は、土の重みで下方向にずれて、最下部が膨らんでいるのをよく見かけます。土が重いので、竹とワラ縄だけだと重みで下がってしまうので、貫を入れてずれにくくしているのですが、貫部分だけが膨れていることも多々。

自重でずれないようにするため、横竹をしっかり固定する掻き方が生まれてきたように思います。

「縄が、ぎょうさんいるし、手間もかかるし、じょうとうな仕上げちゅうことですな。これ知っていると、壊れた土壁のわら縄がどういう風に掻かれているのかと見るのもたのしいもんでっっせ」
by 左官職人

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