昨日、名古屋市緑区の有松へ行ってきました。

2年前に有松祭りを見学したので、今回で2回目。

お祭りの際は、絞りの生地が道に飾ってあり賑わっていたのですが、思ったより観光客もすくなく静かな町でした。

DSCF2890電柱は、地面に埋まっているので、とてもきれいな街並みです。

虫籠窓 (むしこまど)もありました!

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この飾りがかわいかったです。

なんていう名の飾りなんでしょうね。。

自分でも作れそうですし、ドロ団子と一緒にワークショップをすると面白そうです。

 

さて、いつものごとく、壁のはがれを見て回りました。

有松は、思ったより壁が割れている町家は少なく思えました。市や町民が意識が高いのかもしれません。

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これは、黒漆喰のはがれです。

中塗土は思ったより黄土色です。その上に白漆喰を塗り、黒漆喰を塗っています。

黒漆喰は、下塗りも黒の漆喰で塗っているように思う方もいますが、下塗りは白で塗り、上塗りだけ黒にすることが多いようです。

DSCF2947さて、これは、土の上に漆喰を塗った蔵です。土と漆喰がはがれかかっています。

小庇に跳ね返った雨水が漆喰にあたり、漆喰がはがれてきたのでしょう。

よく見かける光景です。

土壁に、もっと水を含ませて、おっかけのように漆喰を塗ると、土が半渇きのような状態で漆喰とが混ざりあうので、密着性が高まり、はがれにくくなったのではないかと思いました。

ただ、土の乾燥と漆喰の乾燥度合が違うので、うまく割れないように乾燥度合を調整できる、調合ができるかが勝負っぽいです。

あと、他の壊れた壁を見て回ると、中塗り土の色が違うのが気になります。工事の時期が違うのか、中塗り土の産地が違うのか。
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これは、先ほどの黒漆喰と同じ下地の土の色です。

上塗りは、半田っぽい仕上がり。中塗り土である黄色の土と石灰を混ぜてつくっているようですね。
DSCF2915最後の写真は、漆喰の水切りです。

これは、すごい。漆喰だけで水切にしています。

細かな割れはありますが、大きな割れはでていません。

丸みがある部分に何か秘密があるのかもしれませんね。