気候風土適応住宅向けの計算プログラムができるそうです。気候風土適応住宅の認定のガイドライン・同解説書より。

平成 28 年 9 月 気候風土適応住宅の認定のガイドライン・同解説書がアップされています。

いつのまに。。

一般社団法人 日本サステナブル建築協会 ページへ

 

 

今、設計中の住宅は、面積の1/3が文化庁もからむ重伝建の建物。残り2/3が新築の建物です。

初公開。

arimatu

 

重伝建の建物は、Q値=5.0W/m2Kぐらいです。

昔の装いを残しつつ、隠れてしまう部分に断熱化して、Q値=5.0W/m2Kまでもってこれたので、あとは窓の性能をあげられるとなんとかなりそうな気がしますが。

重伝建は、木製建具+シングルガラスにしないといけないそうで、それはつらい。。

窓のサイズも変えてはいけず、ペアガラスもダメだそうです。。

さらに、この地域は準防火地域。

防火戸・・・・・。

こうなったらあの手しかありませんね!!マル秘。

 

ただ、残りの新築部分が救いで、Q値が2.0W/m2Kぐらい。

建物全体で計算すると、Q値が2.85W/m2Kになりました。

おしい。。。コの字なので、悪く出たか。。

ちなみに、UA=0.72W/m2Kになったので、外皮基準はクリア。

一次エネもなんとか、低炭素レベルまで確保できました。

 

重伝建の建物であってもなんとかなるもんですね。

 

おかげで、気候風土適応住宅の認定のガイドライン・同解説書のお世話にはならずに済みそうです。

さて、この解説書には、これまでの情報通り、

1、外皮基準は、適用除外。

2、一次エネは、基準への適合が必要。

と記載があります。

 

一次エネは、緩和措置があると聞いていましたが、どうやら、気候風土適応住宅向けの計算プログラムができる

ようで、そのプログラムで基準値をクリアすればよいようです。

 

どんなプログラムになるか不明ですが、わざわざこのためにプログラムを作ってくれる研究者に感謝。

 

気候風土適応住宅向けの計算プログラムは、

平成 28 年 8 月時点未設定。平成 29 年 4 月に設定予定。

だそうです。

なんだか遅れそうな予感もします。気長に待つのがよさそうです。