土壁事例!木小舞に片面だけ土を塗る方法
フルイチチョウの家もようやく土塗りです!!お天気もよく、土塗り日和です!
暖かくなる時期に塗ることができたので乾燥も早そうです。ただ、梅雨前なので、ちょっと注意が必要。
荒土が納材。京都深草の荒土です。
納材してくれた方いわく、今回は、混ぜ方が違うとのこと。。まぢか!
荒土のアップ。
こんな感じ。藁スサも良い感じに馴染んでいます。
荒土を踏みます。
踏んでやわらかくした土を、ポンプで運びます。
木小舞に荒土を塗りつけます。
木小舞は、隙間を21mm程度あけて土を絡ませるのがポイントです。
洋館などで採用される砂漆喰の下地の木摺は、隙間を6-8mm程度にするので、大工さんに木摺で!といってしまうと間違えやすいです。注意しましょう。
この木小舞下地は、吉野材なので高級品です!
まずは、荒土を20mm付けます。後日、中塗で10mmつけて計30mmにします。
荒土を均一につけるのが熟練の技です。普通に荒土を塗ったら10mm程度しか土をつけることができません。
さらに、今回は大壁ですので、均一な厚みにする必要があり、難易度がアップします。
ヒゲコも採用してみました。
土が塗れたあとは、背面に温湿度計をセット。
これでどのくらい土が乾燥しているのか確認をします。
初日は、養生をし、午後から土塗り開始。人手が足りなかったので、今回は私も土塗りに参加。
3人工6時間ほどで約42m2ほど塗れました。
まあまあですかね。
しかし、次の日、筋肉痛が・・・・。