2017住宅医スクールは、住宅改修における最新の研究を知るというテーマ

2017年度の住宅医スクールは、東京・大阪・富士で開講です。

昨年は、広島スクールの校長をしておりましたが、今年は、大阪に返り咲きです。

 

住宅医協会では、今年度から山辺豊彦先生に代表になっていただいたこともあり、山辺先生に改修の講義もお願いしました。

新築のお話は、皆さん聴かれたことがあるかと思いますが、改修のお話は珍しいのではないかと思います。

 

大阪スクールは、住宅改修における最新の研究を知るというテーマで、国総研の中川貴文さん、足利大の齋藤宏昭さん、建研の三浦尚志さんに特別講義をしていただくことにしました。

中川さんは、熊本の地震の話やWALLSTAT(耐震シミュ)などをお話しいただけます。

熊本の地震の解析シミュレーションなど、NHKでばんばん流れていましたが、そのソフトを開発された方です。

WALLSTATのシミュレーションソフトは、無料配布されていますので、その解析がどういうものなのか知っておくのは実務をする上でとても役に立つと思います。

 

齋藤さんは、今問題となっている野地板の劣化の話など、「熱・水分環境から考える外皮の劣化予測と対策」についてお話をしていただきます。

色々な方から、防露関係なら齋藤さんと伺っているので、今年度は、東京、大阪、富士と3校でお願いしています。

防露と野地板の劣化は、まさに今知っておきたい内容ですね。

 

最後に、三浦さんは、部分断熱改修時における区画断熱の設計の考え方についてお話していただきます。

三浦さんは、ご存知の通り、エネルギー消費性能計算プログラム(住宅版)をつくった方。

その方に、部分改修する際の外皮計算や省エネ評価について、ご教授頂く予定です。

 

その他、幾つかの講義は、刷新されていますので、改修についてガッツリ勉強したい方にはおすすめです。