高気密高断熱UA0.27のシン京町家、気密測定結果C値は?

シン京町家の気密測定日。住まい手立ち合いの元、煙試験も行い隙間を探索しました!!

測定日は、ちょうど、瓦を葺いている最中でした!

 

 
スタッフは、お休みなので、私が一人でセッティング。見ているだけの所長ではありません。でも、カカトが痛い・・・。みかねて、工務店さんのスタッフさんがお手伝いしてくれました。助かりますー。。

 

 

とりあえず気密測定機は、準備完了。見慣れたましたが、初めての方は、コードだらけでものすごい機械に見えるんでしょうね。。

 

 

中庭のFIXガラスは、枠がない現場製作のガラスになるのでまだ未施工でした。とりあえずプラボードで養生。気密ラインは、外部面材なので、室内の防湿フィルムは張らずに測定します。無垢材が多い場合、外壁面でとる方が絶対にいいです。配線工事もしやすいですし。

 

 

見るからにプラボードのテープが剥がれそう。。仮養生で気密取れるかあやしげですね~。右手のサッシは、ツイッターで噂になっている大開口スライディングです。

 

 

風速チェック!!無風です。風が強すぎると数値がしっかりでないので、、とりあえず気密測定びよりでよかったです!

 

 

早速、煙試験をしています。まずは、玄関扉。隙間があると、煙が目視でわかるので、煙試験オススメ!!ただし、都市部でやると近隣さんからクレームがくるかもしれないので要注意です。

 

 

室内に回り込んだところ、玄関扉付近からモクモク来ています!!!!

住まい手と一緒に、どこから煙がでてきているか探索し、隙間を発見!!!!大工さんの気密処理はバッチリでしたが、まさかあそこから入っているとは!!

 

 

続いて、ダイニングの窓へ。

煙試験のあと、外にいる監督さんと、ここから入ってそうだなー!!と確認中。ちなみに、サッシに貼っている緑のテープは無関係です。

 

 

続いて、噂の大開口スライディングへ。全周囲とも煙チェックしましたが、思ったより入ってこないです。まずは一安心。ここよりも、玄関扉付近の方が多かったな~。。

 

 

中庭に面する廊下に周りこみました。やはり、養生テープ部分から入ってますね。。あとは、鴨居の隙間。ガラスが入ったら改善はしそうですが、念のためシール打ち。

 

 

シールを打ったあと、再度、煙試験。まさかのビス穴からピシューと来ていました。

 

 

次は、建物の裏に回り込んでサッシ廻りで、煙をモクモクすると、間柱奥から煙が少し。外壁の入隅部分なので、気密処理が難しかったのかな~。ウレタンをプシューと吹き込んで処理完了! ちなみに天井は、断熱に加え、蓄熱と保湿効果を期待し、ウッドファイバーを採用しています。

  

 

2回目の再測定をした所、相当隙間面積が43cm2。C値にすると、0.3cm2/m2となかなかの数値がでました。これであれば自信を持て高気密と言えそうですね。

住まい手はもちろんですが、工務店さんと大工さんも、笑顔で気密測定終了。今日は、3回測定し工事中のC値は、平均値の0.4cm2/m2としました。

 

京町家は、お日さまが入りにくく寒い家が多いので、高気密高断熱にしない手はありませんね!

次の気密測定は、竣工時です。中庭のFIXガラスが入るので、もう少しよくなるかどうか。楽しみです。