吉村順三さんと山田幸一さんの言葉の共通点@伝統と創造

少し前から、セミナーで紹介している言葉。

「伝統を忘れてしまうと、新しい構想による日本壁の創造も不可能となる」
山田幸一 1985 日本壁のはなし

 

これに似た言葉が、森美術館で吉村順三さんの言葉として紹介されていた。

「やはり、昔のものの中からいいものを一杯集めてよく勉強して、そういうものを再編成することが即ち創造だと思う」
吉村順三 伝統をどう克服するか 1956-03 新建築

言っていることはほぼ同じ。

原点を知っておかないと、どんどん違うものになっていく。

土壁風のサイディングは、見た目がそれっぽいだけで、ちょっと違う。

私達の原点は、「土を塗ること」で、下地は、問わない。