1、住宅医のインスペクションとは?

住宅医が、中古住宅や京町家、古民家を調査診断(インスペクション)するサービスです。家をできだけ早期に調査診断してほしい方にオススメです。依頼主や売主、不動産屋さんとは別の視点で、第3者として客観的に調査診断いたします。

住宅医とは?

家の調査診断治療に長けた建築士を一般社団法人住宅医協会が住宅医として認定しています。住宅医は、一般社団法人住宅医協会の住宅医検定会で、試験にパスした方のみが名のれる民間資格です。住宅医スクール24講義(24講義×90分)を1年掛けて受講し、住宅医検定会で実践事例を発表し合格した方、かつ、建築士の資格がある方のみ住宅医になることができるのですが、資格を取るまでに相当な修練が必要なります。

詳しくは、一般社団法人住宅医協会のページを参照ください。

2、中古住宅や京町家、古民家の調査診断が得意な理由は?

既存建物の調査は、規模や築年数、構法も様々であるため、一般的な調査方法では把握しきれないことが多く、また、診断方法も様々です。そういったこともあり、私たち住宅医が行う調査診断手法は、数値で把握できる機械を使用しつつ、一般の方にもわかりやすい調査診断報告書を提示できるようにこだわって調査診断を行っています。

調査診断は、耐震性能や劣化状況に加え、温熱省エネ性能、防火性、バリアフリー性、維持管理性を把握しています。これらを的確に調査診断、治療することで、家がより長生きできるような住まいづくりを提供しています。

特に私の場合は、家業が左官職ということもあり古い住宅に見受けられる「土壁」の調査診断治療が得意です。

3、どういった調査診断を行うのか?

調査は、大きく分類すると、「A、家をできるだけ早期に調査診断してほしい方」と、「B、今住んでいる家を詳細に調査診断してほしい方」に分かれます。人間ドックに例えると、Aは、基本パックのみ。Bは、基本パックに加え、脳や大腸がん、骨密度を調べたりと、詳細な情報がほしい方に適しています。

Aを行ってから、その後にBを行うことも可能です。

A、家をできるだけ早期に調査診断してほしい方

調査費用や時間のこともあり、最近は、こちらの調査を行うことが多いです。調査概要は、以下の通りです。

・中古住宅や京町家、古民家などを購入する前に、調査診断してほしい方に適しています。
・耐震要素、劣化状態を重点的に調査し、かつ、断熱要素の把握、断熱材の有無、バリアフリー性、防火性能、維持管理・設備の状況等も把握します。
・屋根上など、高いところで見えにくい部分の調査をします。
・小屋裏と床下も調査します。
・調査員は、1~2人です。
・調査時間は、規模にもよりますが約3~4時間程度です。
・調査終了後に、当日撮影した写真を見ながら調査速報をお伝えいたします。
・調査後、4営業日以内に調査報告書を作成し、メールでお送りします。
・基本は、目視での調査となります。
・耐震計算や断熱省エネ計算は行いません。
・図面は、作図しません。

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高所や見えない部分を調査します

屋根の調査画像です。
普段見えないようなところを重点的に撮影していきます。

以下のような機器を使用します。

・水平器、水準器
・クラックスケール
・含水率計
・鉄筋探知機
・レーザー距離計
・広角カメラ

B、今住んでいる家を詳細に調査診断してほしい方

・今住んでいる家を長持ちさせたいので、より詳細に調査診断してほしい方に適しています。

詳細調査は、こちらをご覧ください。

4、住宅医のインスペクションを行うメリット・デメリット

家をリフォームやリノベをする前に、きちんと調査診断を行ったほうが良い!というのは誰にでもわかることですが、やはりネックは、費用と時間。総合的に判断できるように、メリットとデメリットをまとめてみましたので参考にご覧下さい。

メリット

・売主や買主とは別の第3者の意見を聞ける。
・他社の住宅診断(インスペクション)より高精度で、一般の方にもわかりやすいように調査写真による把握ができる。
・耐震要素の把握、断熱材の有無、バリアフリー性、防火性能、維持管理・設備の状態が把握できる。
・一般的な中古住宅や京町家、古民家と比較して、家の状況が良いのか悪いのかが把握できる。
・家の状況を知ることで、購入前後のリスクを減らすことができる。
・調査終了後、調査写真を見ながら、住宅医から客観的な意見とともに調査速報を聞ける。
・家のリフォーム、古民家再生、京町家リノベーションをした際に、どのくらいの改修が必要なのか、費用がどれくらいかかるか目安になる。
・タブレットやスマホでも閲覧がしやすい報告書データがもらえる。
・調査で撮影した写真データがもらえる。
・調査診断報告書は、その後の詳細調査や設計、施工にも活かせる資料とできる。
・屋根上など、高いところで見えにくい部分が確認できる。
・小屋裏や床下など、普段目にしない部分の状況が把握できる。

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小屋裏を調査すると、高度な大工技術に出会うこともあります。

デメリット

・費用と時間がかかる。
・耐震性能(評点等)や断熱性能(Q値、UA値)等は、数値で把握できない。
・3~4時間の調査なので、詳細な調査が必要な場合には向いていない。
・瑕疵(かし)保険つき中古住宅保証ではない。
・非破壊の調査となるので、調査できない箇所もある。

5、業務可能範囲

京都、大阪、兵庫、滋賀、奈良、和歌山の近畿圏内とし、京都事務所、又は、大阪MOKSOHOから90分程度で到着できる範囲としています。その他の地域の場合は、お問合せください。

6、調査の流れ

調査依頼(7営業日以内に調整・手配)

状況調査(調査当日、調査内容説明。約3~4時間程度の調査。調査速報。調査費のお支払い。)

報告書完成(調査日の次の日から4営業日以内)

報告(PDFデータをメール送信、写真データを大容量メールサービスで送信)

調査報告業務完了

注)規模によって調査時間は変わります。

7、調査費用

調査基本費用:住宅医のインスペクション 価格表

延床面積調査費用
~125m290,000円+税
125~150m297,500円+税
150~175m2105,000円+税
175~200m2112,500円+税

(小屋裏と床下調査は、オプションとせず基本費用に含めました。2018年12月20日改定)

・規模や条件によって調査費用が異なるため、その都度見積もりをご依頼ください
・延床面積 200m2以上の場合は、別途お見積りとなります。
・交通費、出張費(高速代、ガソリン費等)は、別途実費精算となります。
・消費税は、調査日時点の消費税率に基づいてご精算となります。

その他、調査診断オプション

漏気量測定、サーモカメラによる見える化、耐震診断、断熱性診断、常時微動測定、地盤調査、防露結露診断等の調査が可能です。費用については、お問合せください。

8、調査報告

従来、報告書といえば、A4の用紙にレイアウトし書面で手渡すのが一般的でしたが、一度見て本棚に片付けると、次に手にとって見るのが数年後ということも多々あります。常時持ち歩きたくても、分厚い報告書を持ち歩くのは非現実的なので、やはり時代遅れと感じています。最近のホームページは、スマホやタブレットでも閲覧しやすいように文字の大きさも自動で変わるような配慮がされているので、こういった報告書も閲覧者にやさしいように作成しないといけないといけないと思い、PDFで報告書を作成しメールで納品するような形としました。

これであれば、スマホやタブレットで閲覧が可能です。PDFなので、拡大縮小も容易ですので、通勤時や休み時間に気軽に確認することが可能です。

報告書の内容

・調査写真にコメントを記入し報告書を作成致します。
・住宅医の診断6項目である、耐震、劣化、維持管理、防火、バリアフリー、温熱省エネの対策に関して所見をまとめます。

提出物

・調査報告書PDFデータ 1部 (メールにて納品)
・撮影した写真(JPEG)一式  (大容量メールサービスにて納品)

メールでお送りして調査報告業務完了となります。
書面での報告書が必要な場合は、別途費用をいただければ印刷し郵送させていただきます。(カラー印刷の場合、30円/枚が必要です)

報告書サンプル

以下が、調査報告書のサンプルです。各スライドがPDFデータになっており、スマホやタブレットで閲覧がしやすくしています。
規模や状況によって枚数は様々ですが、1軒の家で、おおよそ200枚程度のスライドになります。

人は、人間ドックで体の状態を把握しています。これは、家も同じです。リフォームをしようと思うなら、良くても悪くても、まずは、家を調査診断してから、治療(リフォーム、リノベ)へ進みましょう!

 

住宅医のインスペクションのお問合せ・お申込みはこちらからどうぞ。

 

2019年1月12日 WP5.0対応レイアウト変更、画像追加等
2018年12月20日 文言追加変更、画像追加、調査診断価格更新
2018年5月9日 画像追加、一部文言追加
2016年6月3日 画像調整
2016年5月14日 一部修正
2015年11月16日 価格改定