書斎で加湿器をかけ続けた結果、土壁と羊毛断熱材間の水蒸気量はどう変化したのか?
住まい手宅に設置させていただいていた温湿度計を回収し分析してみました。
こちらが、書斎、土壁断熱間、LDK、脱衣室の水蒸気量を比較した絶対湿度のグラフです。
書斎は加湿器をかけているとのことで、グラフを見てもわかるように水蒸気量が高めです。
加湿器のように瞬間的に水蒸気が発生した場合は、土壁も吸いきれないようです。
一方、土壁と断熱材間の水蒸気量を見ると、比較的安定しているように見えます。
突出して水蒸気量が増えることもなく、急に減ることもなく。
書斎で一番絶対湿度が高いのは、24日の深夜12時頃です。午後6時頃から上がり始めています。
加湿器から水蒸気がどんどんでている状態なので、土壁と断熱材間にも到達しそうに思いますが、そんな気配はありません。
<まとめ>
短期では、土壁の背面に羊毛断熱材を充填しても、土壁と断熱材間に水分が溜まって内部結露状態で腐りに繋がるようなことはないと言えそうです。