さて、前回のデータから、3種増やしてシミュレーションをしてみました。
Q0.5 Q1.0 Q1.9 Q2.7 Q5.7 Q8.7 Q11.7 の7種です。

20131011_857596

Q値が悪くなるにつれ、どんどん温度が下がっていくかと思いきや、実はあまり下がりません。Q値2.7を境に、温度差が激しくなっていきます。このデータをみると、やはりQ値2.7がひとつの境にように感じます。

部屋を密閉していると、こういう温度域になるので、窓を開けたり冷房かけたりする必要があるでしょう。

20131011_857597

前回のデータ(諸条件はそのまま)で、0:00~6:00以外、冷房をONにしてみました。
1000wを連続運転です。
すると、全てのデータが30度前後の温度域になりました。
Q0.5や1.0などは、冷房かけたら効き目バツグンですね。

20131011_857598

こちらは、終日全館冷房です。寝ている時も1000wの冷房を連続運転しています。
Q値0.5は、いっきに温度域が25度ぐらいまで低くなりました。

なかなかすごい。

こうしてみると、それぞれ一長一短で面白い!

土壁の家でも、Q値の設定ひとつで室の温度域が変わるので、地域・住まい手・住まい方によって設定を変えてあげるのがよさそうです。
すぐに冷房をONする方はQ値を向上し、できれば冷房なしで暮らしたいという方はQ値はそこそこで。

土壁の家に土間を設け、蓄冷熱させつつ1階で就寝すると気持よさそうです。

(2013.10.12 Saturday BLOGより移管)