工事中の気密測定実施!まさかのC値最高記録がでました!ヨビツギの家@名古屋

昨年に地鎮祭を終え、2月に上棟も終え、外壁仕舞をすすめていますが、インスタ中心で、BLOGにアップするのをすっかり失念していました。

ローペースな現場ですが、ようやく、窓サッシと玄関扉が入り気密処理も終えたので、気密測定を実施することとなりました!!

 

 

準防火地域なので、軒裏は準耐火仕様の木材アラワシ。木はいいですね~。外壁仕上げは、モルタルの上掻き落し仕上です。

 

 

たまたま、納入を間違えた断熱材が転がっていたので、それを土台にして気密測定機をセッティングしました。

煙試験もできるように準備しています。はたして、煙を使うことになるのかどうか。。

 

 

掃き出しの窓がないので、今回は腰窓にセット。窓は、滑り出しだったのですが、全開放できたのでいい感じにおさまりました。

 

 

ということで、測定開始!

工事中の気密測定は、どこから隙間風が入ってくるのかを確認し、それを塞ぐのが目的です。室内の壁面材を張ってしまってから測定をすると後戻りしにくいので、今のうちに隙間を探して塞いでおきます。

この住宅は、外部面材で気密をとっているので、室内側の防湿フィルムがなくても気密化が可能。外部面材を張ることで、耐震等級3を確保しやすく、かつ、それを利用して気密化もできるので一石二鳥です。

 

 

建物内をぐるぐると探しているのですが、隙間風がどこからも入ってきません。風を感じないので、なかなかいい数字がでそうな予感。

ちなみに、窓は、準防火地域で使える樹脂トリプル滑り出し窓です。天井は、梁アラワシなので、これで仕上がりです。。

  

 

FIXガラスは、まだ未工事なので、プラボードで塞いでいます。

  

 

エアコンスリーブは、室内からはコーキング。外部からは気密テープで塞いでいますが、漏気はゼロ。。

 

 

ユニットバスは基礎断熱です。基礎断熱の継ぎ目は、コーキングで処理をしつつ、土台部はウレタンで隙間を塞ぎます。

土台と合板、柱と合板の継ぎ目は、全てコーキングで処理をしました。合板の継ぎ目は、いつもは気密テープで処理をするのですが、今回は、工務店さんの希望でコーキングをすることになりました。これが吉と出るか、凶とでるか。。だめだったら、気密テープ張るだけなので。。

測定してみたところ、結果は、見事! 隙間風を感じません。。

 

 

サッシまわりはコーキングで処理。隙間風は、ほぼ感じないのですが、レール上部から、ピーーー!と音が鳴っています(笑) 

サッシが原因か、もしくは、上部の木材が原因か・・。

引き違いは、気密が取れないという噂もありますが、全く問題ないぐらいの気密性能でした。噂は、引き違い窓のサイズにもよるかもしれませんね~。

 

 

ということで、結果は、相当隙間面積αAが26cm2とでました。床面積が、137.92m2ですので、割ると、0.188・・・。小数点第2位を四捨五入すると、C値は、0.2cm2/m2です。何も言うことがないパーフェクトな気密性能です!!煙試験を実施しなくてもよくなりました。。

工務店さんと、職人さんの丁寧な気密施工が功を奏しました。素晴らしかったです。

  

続いて、2回目、3回目と測定したのですが、相当隙間面積αAがまさかの9cm2と6cm2。さすがにC値0.1未満はうまく測定ができず。。再測定が必要と、エラーがでてしまいました。ポテンシャルは、C値0.1未満だったのかもしれませんね!!

 

とりあえず、工事中の気密測定は、C値が0.2だったので、住まい手希望のC値0.5を大きくクリアしました。

ただ、竣工までに配線や配管などの穴をあけてしまった場合は、数値がいっきに落ちます。竣工まで気を抜かず、監理をしていこうかと思います!

 

この1週間で5軒も測定したので、疲れました~。。

でも、これだけ測定していると、仕様と気密の数値がなんだかリンクしてきたので、気密設計のコンサルもできるかも~。