建設工事費について、調べたことをメモ程度にのんびりアップするページです。建設工事費は、国交省のWEBSITEで「建設工事デフレータ」のデータを引用しています。これまでは、不定期に公開していたのですが、興味がある方が多いのでこれからは定期的に公開しようかと思います。家を建てる際のきっかけになってもらえればうれしいです。
早速ですが、木造住宅と非木造住宅に絞ってグラフ化しました。
図にも書いていますが、2011年4月を100%としグラフを描いています。今公開されているデータは、令和3年4月より2015年基準に変更となっているのですが、グラフの設定を変えるとややこしいので、私の作成したグラフは、2011年4月基準に置き換えて表示しています。公開されているデフレータの数値と少し違うので注意してください。
2024年11月29日情報
11月29日にデフレータが更新されました。2024年9月の工事費は7月を頂点し、若干下降気味です。着工数は、今年の1月から徐々に増加しています。
青ラインは木造住宅のみ。赤は、住宅ですが非木造です。新築着工数のグラフも併記しています。右縦軸が戸数です。青の薄い線が総着工数、黄色の薄い線が木造住宅着工数です。

こちらは、2005年からのグラフです。
8月9月と少し下がったので、今後どういうグラフになるのか気になるところ。

2024年9月30日情報
9月30日にデフレータが更新されました。2024年7月の工事費は、いきおいよく上昇中。青ラインは木造住宅のみ。赤は、住宅ですが非木造です。
新築着工数のグラフも併記しています。右縦軸が戸数です。青の薄い線が総着工数、黄色の薄い線が木造住宅着工数です。昨年、一昨年と比べると目視でわかるぐらい着工数が減っています。

こちらは、2005年からのグラフです。資材や人件費がどんどん高騰しているので、家を建てたい方の収入が追い付いていないような気配です。

2024年7月31日情報
7月31日にデフレータが更新されました。2024年5月の工事費が急激にあがりました。濃い青ライン、赤ラインともに、急上昇です。
新築着工数のグラフも併記しています。右縦軸が戸数です。青の薄い線が総着工数、黄色の薄い線が木造住宅着工数です。2024年4月に少し持ち直したのですが、5月と6月は減っています。

こちらは、2005年からのグラフです。上昇傾向にあるのは円安だからでしょうか。

2024年6月28日情報
6月28日にデフレータが更新されました。工事費は、下がるような傾向はなく、徐々にあがり続けています。山なりにさがる可能性も考えられましたが、そんな気配は今のところありません。
新築着工数のグラフも併記しています。右縦軸が戸数です。青の薄い線が総着工数、黄色の薄い線が木造住宅着工数です。あいかわらず徐々に減っています。

こちらは、2005年からのグラフです。黄色の直線ラインまで工事費が落ちるのかと思っていましたが、そんな気配もなく上がり続けています。

2024年4月の情報が更新されたので、1960年からの年次グラフを更新しました。消費税が5%にあがった1997年頃から2007年頃までは、若干、工事費が下がったように見えますが、それもほんのわずかで、リーマンショック以降は上がり続けています。

2024年4月30日情報
4月30日にデフレータが更新されました。今回、新築着工数のグラフを追加してみました。右縦軸が戸数です。
青の薄い線が総着工数、黄色の薄い線が木造住宅着工数です。1年ごとに山なりのグラフになりました。12月~2月に着工する住宅は少なく、8月~10月に着工する住宅が多くなります。2016年と2023年を比べると1万戸ぐらい減っているようです。

こちらは、2005年からのグラフです。着工数は、消費税が5%から8%になった以降、消費税が8%から10%になった以降が、それぞれの伸び率が悪い様に感じます。やはり、消費税は住宅の建築費用をかなり圧迫していそうです。

2024年3月29日情報
年度が変わったので更新しました。2024年3月29日に更新された2024年1月の情報です。グラフは、2015年4月から作図しています。
2024年1月は、130.8%です。前回更新時が山の頂上かと思ったのですが、9か月ほど経った今も、まだ上昇傾向です。過去、建設工事が徐々に下がるようなグラフになることはなく右肩上がりなので、今後もその傾向がつづくような気配です。

下のグラフは、2005年4月から作図しています。リーマンショックの山が印象的です。ウッドショック以降の上昇率が、とても急なグラフだということがわかります。

2023年6月30日情報
こちらは、6月30日に更新された2023年4月の情報です。グラフは、2015年4月から作図しました。
2023年4月は、127.4%です。2022年5月頃から凸凹もありましたが、およそ同じぐらいの率で推移してきて現在に至ります。そろそろ山の頂上っぽいですね。これから下がるのか、平行線なのかが気になるところです。

こちらは、2005年4月からデータです。リーマンショックの山が印象的です。2021年3月のウッドショックが、リーマンのように山なりになってくるのかが注目されます。

こちらが、最近つくったグラフです。建設工事費デフレータの過去データを政府統計ポータルサイトから探し出して、グラフ化しました。1996年以降のデータは、4月のデータを抜粋してグラフ化しています。その年の平均値にすればよかったのですが、やりだすときりがないので、ひとまずこのデータを眺めてみて、必要そうなら作り直そうかと思います。
政府統計ポータルサイト
https://www.e-stat.go.jp/
バブルやオイルショックがあった時代は、建設工事費ってどのくらいだったのか知りたかったのでグラフ化したところ、興味深い図になりました。

オイルショックが始まった1971年頃のグラフと、2021年3月のウッドショックのグラフと比較すると、その勾配(上がり方)がよく似ています。ウッドショックが終わると需要が減って、リーマンの時のようにグラフは下がるのかと思っているのですが、オイルショックが終わった1980年頃は、グラフが下がらず平行線に。
2023年4月以降のデータは、山なりに下がると建設工事の需要が減るということになるので、このまま平行線で行く方がもしかしたらいいのかどうか。。
建設工事デフレータの比率に、工費費3000万をかけると、緑色の棒グラフになります。
2011年と2023年を比較すると、
2011年4月 約3000万(税抜)、約3150万(税込)。
2023年4月 約3823万(税抜)、約4205万(税込)。
2011年に、3150万円で建てられていた家が、2023年は、4205万円も必要になります。
なかなかの工事費の差です。家を建てることが難しくなってくる時代の突入していそうですね。
<更新履歴>
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