10月30日と31日の2日間は、荒土塗りでした!

30日は、養生と和室の荒土塗り。

31日は、住まい手と一緒に壁塗りです。インターンの学生とスタッフの秋山も参加しみんなで塗りまくりです。

 

土を踏むのは、左官職人・新人のハタくん。

まだまだ、見習いの4ヶ月目。東京から左官職人になりたいからといってやってきたやる気のある若者です。

今回が、初の荒土塗りです。

 

 

荒土は、こんな感じ。藁スサと土がうまく馴染んています。

現場が、神戸市北区なので、今回は、京都の土ではなく、加西のほうから納材です。

なんとびっくり、姫路城と同じ山の土です!

 

藁スサカット。私が実演しました。

 

荒土と藁スサを混ぜて、土の固まりをなくすように足で踏みまくりです。

5分だけやるのは面白そうですが、終日この作業はなかなかのつらさ。。

 

壁塗りも始まりました。

木村さんと飯塚さんのタッグで塗ります。70歳前後とは思えない身のこなし。

 

住まい手とインターンの学生もどんどん塗ります。

 

お昼前に追加の荒土が到着!

さすが、姫路城と同じ山の土です!色目もいいし、土の見た目と感触がとてもGOOD!

 

粘土質もそれほど強くなさそうなので、とても塗りやすそう。

 

 

神戸御影の住吉本町の家を施工した際に、土を運んでくれた業社さんです。手際よく土をおろしてくれました。

話を聞くと、「兵庫県で荒土を扱っているのはうちだけになった!」とのこと。

どんどん使ってあげないといけませんね!

 

LDKの荒土が塗り終えました。

キッチン廻りは、キッチンパネルなどの仕上げもあるので、全面土壁にするのがなかなか難しいです。

 

背面です。土をはみ出させて塗るのがポイントです。

今回は、土壁の大壁仕様なので、断熱材を柱間にたっぷり充填できます。

 

こちらは、11月30日に塗り終えた和室です。天井を張って土で仕上げるので、天井が低い、塗壁の空間になります。

この部屋が一番、床面積に対しての土塗りの割合が多いので、土の効果を発揮できそうです。

 

寝室へ移動し塗ります!最近は、特に寝室に土塗りをすることをオススメしています。

・土壁のおかげか床の間にいけた花も2ヶ月以上もった(南禅寺の家の住まい手いわく)

・寝ている時が一番肝心。夫婦の寝室は絶対に土壁がいい(フルイチチョウの住まい手いわく)

住まい手の言葉は説得力があります。

 

自分の部屋は自分の手で!壁を塗る住まい手!がんばってます!ご主人が、中国に出張なので、奥様お一人で参加です。

 

今回の壁の面積は、約75m2ほどでした。

1.5m3×2回運搬=3m3注文し、2.6m3ぐらい使用しました。

約35mm厚の計算です。

木小舞土塗りの荒土発注量の参考になれば幸いです。

最後に紹介するのは、我が国の活火山の分布です。四国、広島より東、愛知より西は、活火山がありません。
関西で土の文化が発展したのは、火山がなかったからと言えるのでしょう。左官の文献にもそう書いてありました。一方で、活火山がある地域は、火山灰が積もっているので、なかなか壁土に使えそうな土が取れにくく、比較的手に入れやすい石灰を使った、漆喰の壁が広まった経緯があるようです。漆喰を塗ったお城は、たしかに全国にありますね!

出典:気象庁 ホーム > 知識・解説 > 火山 > 活火山とは より。
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/kaisetsu/katsukazan_toha/katsukazan_toha.html

 

漆喰もいいけれど、土が取れる地域は、やっぱり土を塗りたいですね!

文化や技術の継承もできますし、なにより土仕事は楽しいです!