左官の薄塗壁をする際に重要なのが、石膏ボードのビスの間隔です。構造用面材を張るときのビスや釘の間隔は、設計者も把握していると思いますが、下地は工務店さんにまかせている場合が多いです。

でも、実は下地こそ重要で、ヘタしたら、竣工後数日でクラックが入ります。クロスの場合は、ビスの間隔が広くても表面にでにくいのでわからないことも多いのですが、左官は、下地の影響をそのまま受けてしまいます。左官が割れると、下地が動いているケースが多いと思いますが、直すのは左官屋さん。下地を直さないといけないのですが、物理的に難しいので、左官素材で割れにくい素材を使うことになってしまうことも。

何かあると揉め事になりそうな話です。そういったリスクを回避するためにもきちんと確認しておく必要があります。

出典:一般社団法人 石膏ボード工業会 石膏ボードハンドブック 施工編より

 

下地が木製の場合、

壁 クギビス 周辺部100-150mm間隔、中間部150-200mm間隔

天井 周辺部90-120mm間隔、中間部120-150mm間隔

にする必要があります。

一般社団法人 石膏ボード工業会
石膏ボード施工マニュアル -木製下地・鋼製下地編-参照
http://www.gypsumboard-a.or.jp/construct/index.html

セッコウボードハンドブック
http://www.gypsumboard-a.or.jp/handbook/

NPO法人 湿式仕上技術センター
http://www.npo-stc.jp/sekkou_board/check.html

 

ボンド接着だと間隔を広くできますが、現場でのボンド施工は、職人さんによって施工ムラがあるので、あまり信用しないほうがいいと思っています。

ビスの間隔が狭いと、漆喰やケイソウド、土などを塗ると割れやすいと言われているので、左官工事をする際は、必ずビス釘の間隔を確認し、適切なビス止めができていなかかったら大工さんにお願いして適切なビス間隔で施工してもらうよう伝えましょう!