京町家解体中!土壁に貼られた新聞紙に「皇軍・無錫を占領す」との見出し。昭和12年から28年にかけてのもの。

京町家の改修。壁をめくると新築されたであろう時期の新聞を発見!

「皇軍・無錫を占領す」

とあります。ちょっとビビりました。

無錫とは、wikiでしらべると、無錫市(むしゃくし)のようです。中華人民共和国江蘇省の南部に位置する地区を占領したという日中戦争の見出しのようです。

 

拡大します。

写真の下に、「日独防共協定の歴史的調印」とあります。昭和12年(1937年)頃のもののようです。

朝日新聞の一面の見出しかな?

「陸軍、海軍将兵の・・忠烈を嘉(よ)みさせ給ふ」

嘉の意味は、「よい。めでたい。りっぱな。さいわいする。」という意味らしい。

忠烈は、「忠義の心で困難にうちかつこと」という意味らしい。

なんとなくイメージできますね。

 

「巨人決勝へ 南海の両投手乱打される  11-1 」

昭和16年(1941年)?頃の記事のようです。6が読み辛いの間違っているかも。

このころからプロ野球があったんですね。今はなき、阪急ブレーブス、南海ホークス時代か。

 

「口論の末家出、抱合い心中、見舞金を横取り」と悲しいニュース欄が多い。

「先生宿題してないよ、混乱もなく急転 授業」という記事も、なにか事件・事故があったんでしょうね。

昭和28年(1953年)3月13日付けの京都新聞の記事です。

 

まだいくつかありましたが、土壁に眠る歴史を知った一瞬でした。

そういえば、こんな蟻害跡もありました。。1/3食べられちゃっています。これはこれでびっくり。