京都造形大大学院-建築デザイン分野の口頭試問を開催。横内敏人先生、堀部安嗣先生、伊藤寛先生からの質問や激励に感動。
2月2日(土)京都造形芸術大学大学院[通信教育]-環境デザイン領域-建築デザイン分野-修士課程の口頭試問が開催されました。修士研究と共に、2年間4課題に取り組んだ成果発表です。
横内敏人先生、堀部安嗣先生、伊藤寛先生からの質問や激励に感動する生徒もいれば、落ち込む生徒も。学生の2年間の研究成果発表が無事終わりました。
学生の皆さん、おつかれさまでした。あとは、3月の修了展と卒業式を残すのみ。卒業式の日に、主席と最優秀賞に加え、横内賞、堀部賞、伊藤賞が決まります。
こちらが口頭試問の様子。写真奥の主査と副査2名で審査しました。
ご存知の方も多いと思いますが、大学院の先生方を紹介しておきます。
教授の堀部安嗣先生。堀部スタジオを受け持つのは、堀部先生と丸山弾先生です。数年前に卒業した生徒が、「堀部先生の言葉は、心につきささるものがある」と言っていました。若い学生に人気があります。
教授の伊藤寛先生。伊藤スタジオは、伊藤先生と及川敦子先生が受け持ちます。伊藤先生は、「本当にそれでいいのか?」「この形ならこうじゃない?」と議論をもちかけるようなコメントをされます。模型を、つくっては壊し、つくっては壊しを繰り返し完成形へ導かれます。2019年度で退官されるので、今年が最後の年になります。
教授の横内敏人先生。横内スタジオは、横内敏人先生と鎌田秀章先生と私、豊田保之が受け持っています。横内先生は、自身が経験してきたことを、わかりやすく学生に伝え、かつ、全体の雰囲気や流れを加味しつつ、堀部先生や伊藤先生に対しても別の視点での意見を述べられます。横内先生は、前川國男先生の最後の弟子です。ル・コルビュジエ–>前川國男–>横内敏人という系譜を見ても、そのすごさがわかります。
こちらは、夏の合評の様子です。堀部スタジオ、伊藤スタジオの生徒が、京都瓜生山キャンパスまで来て全員で合評会をします。冬の合評は、横内スタジオの生徒が東京の外苑キャンパスへ行き全員で合評会です。
合評会は、先生方によって考え方が違い、正解はひとつではないということがわかるだけでも、とても勉強になります。
プランニングはもちろんのこと、耐震や断熱のことなど、今、住宅設計に必要な要件も話題にのぼり、実務にもつながる新しい建築教育が学べるプログラムです。
私自身も、この数年で体感でわかるぐらいレベルアップしました。自分自身もビックリしています。
こちらは、特論という授業の様子。先生方が設計した住宅を見学に行きます。個人住宅は、竣工すると室内を拝見できませんが、学生の勉強のためと、無理をお願いし見学をさせていただいています。
先生の指導を受けつつ見学できるのは最高の環境です。
私は、プランの指導をするとともに、不定期ですが温熱のレクチャーをしています。今年のM1とM2の学生には、壁の中で内部結露をしないかどうかを図示してチェックする方法を教えました。壁の断熱構成を決める上で必須なのですが、実務者でもできない方がほとんど。この重要さを思い知るのは卒業後5年先かな。
大学院の先生方と記念撮影をしました。次年度は、このメンバーに加え、岸和郎先生、安部先生が加わります。どんな流れになるのか楽しみです。
京都造形芸術大学大学院[通信教育]-環境デザイン領域-建築デザイン分野のWEBページはこちら。
<出願期間>
2019年2月1日(金)から2月28日(木)※消印有効