2005年4月~2020年2月までの建設工事費変遷。木造住宅と非木造住宅のみをグラフ化してみました。

令和2年(2020年)3月に「温熱環境を設計する ~ 高性能 × 住宅設計 ~」というセミナー(京都大学主催、YKKAP後援)で講演する予定だったのですが、コロナの関係で延期となりました。

下図は、その講演でお話しようと思っていたスライドです。
令和2年4月30日付け、令和2年2月分までの建設工事費の上昇率をグラフ化しています。

出典:国交省 建設工事費デフレーター https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/jouhouka/sosei_jouhouka_tk4_000112.html

私が独立した2005年4月は、木造住宅94.8%でしたが、2020年2月は、112.5%に上昇しています。その差約17.7%です。少し怖いのは、昨年の12月は、116.3%に跳ね上がりをみせています。さらには、消費税も2014年4月、2019年10月にアップされ、工事費がどんどんあがる状況で、建築関係者には非常に苦しい立ち位置にいます。

コロナによる影響(2020年3月~5月)は、まだ発表されておらずグラフ化していませんが、過去の世界金融危機 (2007年-2010年)のグラフ上昇率をみても、何かしら影響がありそうです。

そんな中、我々が進むべく道は・・・・・・。

工事費が抑えられるリフォームやリノベーションでしょう。

人口減少や空き家問題、職人減少、耐震化など、総合的に考えても、この方向性は妥当かと思います。

ご興味あれば下のページを覗いてみてください。