住吉本町の家も、土壁の中塗りにとりかかりました。

最初に塗る荒土と、今回塗る中塗りとは、材料が変わってきますので少し紹介をしたいと思います。

 

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まずは、これが中塗り土です。荒土は練ったものが搬入されますが、中塗り土は、土のまま現場に持ってきます。

荒土は、若干小石も混ざったりしていますが、中塗り土は、荒土をフルイにかけ、細かな土だけを使用します。

 

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これは、砂です。

中塗りは、土の粘土質を少し和らげるため、砂を入れて塗ります。

荒土は、砂が入っていないので、割れがすごい入りますが、中塗りは砂を入れることで割れが少なくなります。

基本的に、荒土は砂が入っておらず、中塗り土には砂が入っている、と覚えておくのがよいでしょう。

砂を入れる量は、地域によってバラバラで、土の粘性土が強ければたくさん砂をいれ、粘性土がちょうどよければ、あまり砂を入れないということになります。

職人さんのやり方、地域差、土の質など、色々な条件から決まることなので、砂をどれだけいれるか正解はない。ということになります。

 

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そして、これが中塗り用のスサです。

荒土に入れるスサより、細かなものを使用します。

建材屋さんに、中塗りのスサをください。というとこのスサが手にはいります。

 

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そして、混ぜあわせます。

当然、水も入れます。

中塗り土を練るのは、やはりミキサーが便利です。

 

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練上がったものがこちら。

 

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そして、荒壁に中塗り土を塗っていきます。

荒土で20mm、中塗り土で10mm塗り、計30mmとします。

30mmとするのは、室内側の防火構造を確保するためですので、法的条件によって厚みは色々変わります。

 

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拡大するとこんな感じの質感。

荒土も全乾しているので、中塗りもしっかり喰らいつきそうです。

 

もし、中塗りだけで終えたい場合(中塗り仕上げ)は、これで終了としてもかまいません。

中塗り仕上げなので、将来上塗りをすることができます。

安価に、少し上品に仕上げたいなら、この状態から、追っかけて3厘や5厘で振るった土を塗るとよいでしょう。

ただ、中塗り土を乾燥ささず、追っかけて塗るということは、中塗り土が乾燥する際にヒビ割れが起こるリスクもあるので注意が必要です。

多少ひび割れがある方がおもしろい!という方にはオススメの塗り方です。