住まい手に、耐震性が1.0倍、1.25倍、1.5倍と説明してもなかなかわかりづらいので、動画で確認できるようにシミュレーションをしてみました。

条件は、4間角の2階建てです。

・奥の2間は、床が張ってあり、手前の2間は、吹き抜けです。

・耐力壁と床構面ともに、構造用合板ダブル。

・構造材は、105幅です。

・接合部は、すべて25KNで補強しています。

 

まずは、壁の配置から。

1、壁を中央に寄せた場合と、端に持ってきた場合と、どう違うのか。

左のモデルの方が先に黄色の壁が表示されました。ただ、どちらも倒壊せず。

計算は同程度の耐震性になるのですが、シミュレーションでも同じような結果でした。

wallstat

2、次に、先ほどのモデルの2階床と屋根面の水平構面を取りやめてみました。

結果は、倒壊せず。

ただ、構造材の変形量が、先ほどとは比較にならないほど大きかったです。

wallstat2

3、次は、2階の南面の耐力壁を取りやめてみました。

すると、どちらも倒壊です。

左のモデルの方が先に倒壊しました。そのあと、続いて右のモデルが倒壊です。

1階の壁と水平構面は、最初の1のモデルから変更していないのですが、思ったより弱かったです。

バランスが悪くなった証拠なのでしょうね。

wallstat3

4、最後は、南面の壁量を半分にしてみました。

結果は、左のモデルが先に倒壊し、そのあと、右のモデルが倒壊。

左のモデルは、2階がそのまま残りました。右のモデルも2階が残ったのですが、最後の最後で倒壊しました。

wallstat4

 

以上、4パターンを検証。

条件にもよって倒壊するかどうかは変わりますが、傾向を見ると、水平構面より耐力壁の方が重要のようです。

あとは、耐力壁と水平構面それぞれのバランスです。

 

こういった動画は、住まい手にも一目でわかるので、今後は、住まい手に動画でお見せしようと思います。

通風、日照、耐震。

こういったプログラムを扱えるかどうかで設計事務所も差別化できそうです。