基礎補強工事開始!筋かいに欠損&基礎主筋をつなげる!!

解体もほぼ終わり、基礎工事に取り掛かっています。

この住まいは、1階だけを区画断熱するプロジェクトなのですが、つい先日、この改修工事にぴったりの補助が発表されました。

部分断熱等改修実証事業の公募

補助額は、最大100万円!!

2022年冬の実測と2023年冬の実測、光熱費の調査を条件に、断熱補強にかかった費用の割合に応じて補助がでるようです。昨年度にでていれば、今進めている区画断熱物件が3軒も該当できたかもしれないのに。。改修前の温湿度のデータは、とっているのですが。。残念。

 

さて、基礎工事の様子です。玄関は、サッシやブロックの土間があるので意外と基礎がつながっていないんですよね。机上ではわかりにくい盲点です。南面に面した壁なので、窓が多く、耐力壁も少ないので、今回はここを重点的に補強する計画です。

     

外壁素材が撤去できたので、土壁もあらわに。柱に少しかきこんで胴縁が入っています。大壁で仕上る場合、下地がないと固定ができないので、こういう状況になっているのです。。

  

筋かいも解体後に存在を確認。と思ったら、換気扇で筋かいに断面欠損あり。換気扇は、設備屋さんがあけるので、こういうことが起こります。これも要チェックです。あるあるですね。解体後にきちんと調査をしないと、構造計算も絵にかいた餅です。

  

こちらは、基礎補強です。今回、耐震補強で新設基礎を設けるのですが、基礎立ち上がり部分が、床下換気口にあたることもあります。力をうまく伝えるために、主筋をつなげないといけないので、換気口の側面にケミカルを打ち、既存主筋へ力を伝達させます。これは我ながらナイスアイデアです。

  

L型の鉄筋をハンマーで叩き込み、既存基礎と一体化します。ケミカルが固まれば完成です。あとはコンクリートを打つだけ!

解体後の現場をきちんと調査し、設計したものと相違がないか、軌道修正しながら進みます。