滋賀県の近江八幡にある八興さんから依頼を受け、古民家リノベ塾の講師をしてきました。

学生さんが、古民家をインスペクションして、治療案を作成し、リノベ案を作成するという、何も知らない学生に対して実践を教えるというなかなか難しい課題&仕事でした。

 

8月中旬ごろから、タイムテーブルと課題の作成。

実践あるのみということで、小屋裏や床下に潜っていただき調査をするというプログラムにしました。

前後にリノベのレクチャーや構造設計の考え方なども行い、インスペクションをするための道具の説明や報告書のまとめ方の説明など、盛りだくさん。

また、茶室がテーマの一つにあったので、お茶の先生から茶の心得から茶室のあり方・造り方を説明いたただくことになりました。

結果、5日間の流れはこんな感じです。

1日目 茶室レクチャー、現地見学、リノベレクチャー、調査道具の使い方や調査方法方レクチャー。

2日目 古民家の調査実践。

3日目 調査資料をまとめて調査報告。住まい手ヒアリング、計画案の立案。

4日目 計画案のプレ発表。方向性を修正し計画案の作成続行。

5日目 午前に計画案をまとめ、午後から計画案の発表。で終了。

4人2グループでの提案で、グループみんなで話し合ってまとめるという、面白くもあり、独りよがりもできないそういった課題です。

 

さて、これは初日の一コマです。久しぶりにお茶を頂きました。

茶室にも、裏千家、表千家があり、作法や茶室の作り方が違うということがよくわかりました。

学生さんよりも私が一番勉強になったかもしれません!

 

こちらは、3日目午前のレクチャー模様。

T氏が構造のレクチャーをしています。右にいるのが、H氏。学生の皆さん真剣に聞いています。

今回の2日目の古民家の調査実践は、2人にまかせました。それぞれグループの指導役として参加していただき調査をしています。

4日目は、アカデミーの辻さんにお願いして計画案の指導役。

5日目は、八興の専務、ヴィーダさん3名、辻さんと私の計6名で審査と講評をしました。

八興の専務からは、ガツンとやっちゃってくれ!と頼まれていたのですが、思いのほかよくできていたので、ツッコミどころに迷いましたね。

ただ、プレゼンの上手い下手はあるのですが、建築はやはり完成したモノです。完成した提案がよければ、プレゼンが下手でも大丈夫なのです。

あとは、リアリティですね。

学生さんは、面白い案は得意ですが、住まい手の気持ちを含んだ計画案の立案という点では、まだまだ未熟さがありました。

その辺は、他の審査員と視点が違ったように思います。

 

今回、学生さんには、古民家をインスペクションして、治療案を作成するという、実務者でもできないような実践課題に取り組んでもらいました。

難しい内容もありましたが、5日間全力でぶつかってくれたように思います。

中でも、初めて会う4人でグループを組んで課題をするというのが一番楽しかったようですね。学生さん同士つながりができてよかったです。

 

タイムテーブルや課題案の作成も含め、なかなかハードなプログラムでしたが、古民家リノベ塾という実践課題を企画をしていただき、学生さんの経験や人のつながりにつなげていただいた、八興の専務とT氏に感謝したいと思います。