住宅医スクール講義資料作成時に気が付いたこと。コロナってやっぱり〇〇が原因?

10月9日(土)に住宅医スクール2021オンラインの講義があるので、講義資料を作成中。160枚ほどになったので、少しブラッシュアップ中。資料は明日締め切りなので、早くまとめないといけませぬ。。が、せっかくなので、ちょっぴり紹介します。

私の講義は、「木造建築病理学の実践。事例で解説、調査診断から改修までの実務」というもの。90分のお話です。

主に、リフォーム・リノベについての実践例をお話するのですが、私が得意とするマニアックネタの「土壁の断熱、土壁の改修方法、土壁の結露対策」なども紹介します。これは、講義を聞きに来てくれた方だけのマル秘講義ですので、講義後、少しずつBLOGにアップしていこうかと思います。

 

さて、まずは、調査道具のお話。インスペクションで使用するマル秘アイテム達です。といっても、まあ、普通ですかね。右上の白い物体は、足にかぶせるカバーです。滑り止めもついているので意外と便利です。

      

こちらは、Q*の計算根拠のお話。新築では、UA値、Q値を使いますが、改修では、Q*というものが使えます。Q*は、断熱材で区画した範囲(部屋)の熱損失量の計算をすることができます。温度差係数の求め方が非常に難しいので、設計者勘を養ってもらうためにグラフを書きました。
断熱区画された部屋が20度で、区画外の隣室が10度の場合、温度差係数は0.5になります。
床下は温度差係数が0.7で、集合住宅などの隣戸界壁は0.15というルールがすでにあるのでイメージしやすいと思うのですが、隣の部屋が暖かければ温度差係数が小さくなり、結果、熱損失が減ります。隣の部屋が無暖房で室温が低ければ、温度差係数が大きくなり熱損失が増えます。

 

これは、結露の非定常計算のシミュレーションです。
リフォームの場合は、既存の外壁のラスモルを壊さない場合、また、通気層がない場合などイレギュラーの事例が多く、新築と同じような定常の結露計算ができない場合があります。そこで、雨水侵入や通気効果、地域の外部条件などを考慮して計算ができる非定常シミュレーションを紹介することにしました。下図は、ほんの一例です。3つのデータを比較することで、内部結露判定の勘どころを養います。

 

このグラフは、2005年頃から工事費がどのくらいの割合で上がっているのか調べたグラフです。最近では、コロナ禍やウッドショックでどのくらい工事費が上がっているのか気になるところです。まめにデータを続けると、色々見えてくるものがあります。

 

最後のグラフは、住宅医スクールではお話しないのですが、新規陽性者が減り続けているので、何が原因なのか調べたものです。講義資料でグラフをいくつか作ったので、グラフの作り方を覚えているうちにつくってみました。

グラフは、入国者数(日本人、外国人)、出国者数(日本人、外国人)、新規陽性者数を比較したもの。

なんとなく、陽性者と入国者数がドンピシャだと思っています。真偽はいかに。。

データは、以下から抽出しました。

“e-Stat出入国管理統計 出入(帰)国者数
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003423673″

“法務省 出入国在留管理庁  出入国管理統計統計表
https://www.moj.go.jp/isa/policies/statistics/toukei_ichiran_nyukan.html”

” 新規陽性者数
https://v-resas.go.jp/”