今、絞り職人さんのアトリエ兼用住宅を設計中でして、絞りがどういう工程で進むのか記憶をたどってみました。

以下は、2011年5月に、京都のたばたさんところで、絞りに手ぬぐいづくりを体験させて頂いた日記再考察です。

たばた絞り
http://kyoshibori.jp/

 

まずは、糸を縫い付けた生地から絞り体験スタートです。

道具は座卓に固定。あぐらをかいて作業しました。

私達は、手ぬぐい生地でしたが、本物の絞りは、服そのものを絞るので、一発勝負。なかなか勇気いりますね。失敗することもありそうです。。

 

こういう感じでどんどん糸を巻いていきます。糸を巻いたところは、色がつきません。

この巻き方で手ぬぐいの運命が変わるので、ドキドキ感と使命感があります。

机に固定した道具は、思ったより簡素。便利な道具がなかった時代を感じさせます。

 

 

こちらの道具は、たばたさんが使っていたもの。しぼり体験の道具とは違い、長時間作業しやすい形状になっていそうです。糸を引っ張ると道具が浮くので、座ることで道具が動かないようにしています。

先日、住まい手と話をした際、絞り体験の記憶が蘇ってきました。

写真は、生地に糸を巻き付けたあと、さらにナイロンを巻いて糸を巻き付けます。こうすることで染色した際に色が染み込みません。今思うと、ナイロン生地って昔はなかったはずなので、当時は、何か代用品があったのかな??水を通しにくい素材で、昔から自然にあったもの・・・・。木の葉っぱ?笹の葉? なのかな~。

 

絞り終わるとこんな感じ。シンプルですが、手間がかかる作業です。

染色は、たばたさんにおまかせですので、絞り体験はこれで終了。

 

後日、染色された手ぬぐいを引き取ってきました。朱色に染まっています。

糸はそのままにしていただいたので、自分で糸をほどきます。

ナイロンに巻き付けた糸をゆるりとほどいていき、ついに!!!ドキドキ!!

 

絞り完成!!

絞ったところは生地そのままの色なので白です。

糸をほどいてわかりましたが、昔ながらの絞りは、縫い目の円にプツプツと穴が残ります。あと、絞ったシワも残ります。

プロがつくるものは、こういうものが残らない??のかもしれませんが、逆に、残ったほうが、手作り感もあり、絞ってるって感じで良い味わいになりそうです。

絞り方によって模様が変わるので、誰もあみだしていない絞りつくってみたいですね。

絞りは、奥が深そうです。